2025.09.30
講座
ボランティア
活動レポート
ふくし体験サポーター養成講座
こんにちは。地域支援担当の岡田です。
住之江区社会福祉協議会では、学校などに出向いて、様々な ふくし体験(車いす体験等)を実施しています。
子ども達が「ふくし」を学ぶ中で、普段の暮らしの中で見過ごしてしまう困りごとに気づき、自分にはなにができるかな?と、自分を見つめる力を育むことを目的として取り組んでいます。
私たちと一緒に、学校で子ども達の学びをサポートしていただけるボランティアを募集し、2日間の講座を行いました。
【1日目】
日本ケアフィット共育機構の先生に、車いすの操作について学びました。
2人でペアとなり、実際に乗ってみます。
「ちゃんとブレーキかかってる?」
「足はどこを持つ?」
確認しながら慎重に…
棒を使って段差の練習です。
自分で操作し、室内の細いところを曲がってみます。
配慮されていると思っていた多目的トイレ。車いすに乗るとスライドドアの取っ手が遠く、苦労します。
そして動かすのが重い…
駐車場に出て、段差やスロープの体験。
歩いていると気が付かないような、よくあるわずかな段差でも、車いすだと力が要ります。
最後はスロープを後ろ向きに降ります。
「乗ってみると平らに見える道でもガタガタと凹凸を感じてお尻が痛い」
「急に動かれると怖いので、都度声掛けがあると安心やね」
「小回りが利かず、曲がるときの操作が難しい」
実際に体験してたくさんの発見がありました。
【2日目】
日本ライトハウスの先生に「視覚障害」について教えていただきました。
目の不自由な方といっても、全盲の方はごくわずかで、色んな見え方の方がいる。
光は感じることが出来る方。真ん中だけ見える方。真ん中だけ見えない方。
どう配慮すれば良いかは、その方によって違います。
身近なクリアファイル等を使って見え方の体験をしました。
2人でペアになり、目を閉じて、目の不自由な方のガイド(手引き)の練習をしました。
どう動いてあげたら安心か、声掛けは?
いつも並んで歩ける道幅とは限りません。
改札は?電車に乗るとき。道を曲がるときは?
工夫が必要な場所はたくさんあります。
「目を閉じて、電車に乗ることを想像すると、その1歩がすごく怖かった」
「声掛けのタイミングが難しい。」
「平らなところでも難しいのに階段はもっと難しいね」
こんな時は?と、先生に質問しながら、あっという間の体験でした。
後半は、大阪市障害者福祉・スポーツ協会の先生にボッチャを教えてもらいました。
ボッチャは、年齢、性別、障がいのあるなしにかかわらず、みんなが一緒に出来るスポーツ。
車いすでも、目が見えなくても、工夫次第で楽しめます。
さあ、一緒にやってみましょう。
まずはルールを学んで、ボールを投げてみる。
意外とずっしり。
審判も体験。
こんな時はどうするの?
皆さん楽しみながら、子どもたちに教えるなら…こうかな?もっと優しい言葉で…と、想像しながら進めました。
参加してくださった皆さん、2日間の講座お疲れさまでした。
学校などで皆さんと一緒に活動できるのを楽しみにしています。
地域支援担当 西田 岡田
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